free as in freedom

GNU

今日からはてなをはじめる。なにやら前々から気になっていたのだけど、自分で作ったブログもあったのでなかなか気乗りがしなかったけれど、今日ふと思いついてはじめることにした。

今日はいいものを読んだ。
RichardStallman講演
山形浩生という人のサイトから)
とても面白かったし、すごく尊敬する。

Richard Stallman は超一流のプログラマーにして、GNUというフリーソフトウェアオーガナイゼーションの中心人物。free as in freedom: ただ、という意味のfreeではなくて、自由。

彼曰く: ソフトウェアというのは食べてもなくならないサンドイッチのようなものだ。何度食べても同じだけの栄養が取れる。これをどうすればいいか。お金を取って他人に売るのか?それとももっとまともなのは困ってる人にそれを挙げて皆が食べられるようにすることだろう。ソフトウェアは誰でも簡単にコピーできるものだ、食べてもなくならないサンドイッチのように扱うのが一番素敵なことだ。

彼曰く: ソフトウェアというのは料理のレシピのようなものだ。誰かが作り方を考えるけれど、皆好みがあって好きなように加えたり変更したりする。もちろんレシピを売ることは出来るけれど、そのレシピを使って自分の好きにアレンジした料理を造る権利を奪うようなことをしてはいけない。それは全く楽しみを奪うことだ.

彼曰く: ソフトウェア(特にソースコード)は、公開されないといけない。もし公開しなければ、同じようなものを作りたくても今あるものから学ぶことは出来ない。もし出来ないのならば皆が一から作らなくてはいけない。それは時間の無駄であって、例えそれが多くの職を生むことになってもこれは進歩ではない。進歩は「人が他人の成果の上に積み上げられるときにいちばんはやい」。

これがストールマンの協調するソフトウェアーがフリーであるべき精神を三つの視点から説明したもの。僕はすごく共感した。共感というのは正しくないかもしれない。自分の私益だけではなくコミュニティーのために貢献できるように、そういう姿勢をストールマンのように貫き通すのはすごく難しい。けれども「彼だったらどうするか」ということを考えるのは自分にとってすごく勉強になるところがいろいろある。

ということで今日ブログを書こうと思ったのは、自分のその共感を少し大きなコミュニティーの中で考えていきたいと思ったから。はてなをやってる人は個人的にはまだ誰も知らないけれど、これからいろいろなインタラクションがあって、この考え方を自分なりに消化できればいいと思う。そこでとりあえず、たまにひらめく自分のアイディアを少しずつここに書いていきたいと思う。アイディアは隠すのではなく公開することではじめて利益が得られる。そう考えたい。

ということでこのブログに書いてある内容はすべてGPLライセンスにしたいと思う。とはいっても著作権の知識はまったくないので、ここでそんなことをいって筋が通るのかはよく分からない。ためしにはてな著作権について調べてみたら、こう書いてある。

第8条(当社の財産権)
当社は本サービスに含まれる情報、サービス及びソフトウェアに関する財産権を保有しています。
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本サービスの提供、利用促進及び本サービスの広告・宣伝の目的のために、当社はユーザーが著作権保有する本サービスへ送信された情報を、無償かつ非独占的 に本サイトおよびインターネットを用いたクライアントソフトに掲載することができるものとし、ユーザーはこれを許諾するものとします。
ユーザーが自己の保有する、本サービスへ送信された情報に関する著作権を第三者に譲渡する場合、第三者に本条の内容につき承諾させるものとし、第三者が承諾しない場合には、同著作権を譲渡できないものとします。

他にも調べてみたら こんなサイト があった。いろいろとブログによって違うらしい。とりあえずここでGPLの権利を主張するのがどういうことなのかよくわからないけれど、とりあえずはてなでやってみよう。問題があればそのときはそのときで。